わかりやすい古典文法1 -助動詞の接続
さあ始めますよ。みんなの苦手な文法を楽々クリアーしちゃいましょう。
①次の質問に答えなさい
- 「花咲きぬ。」の現代語訳はどちらですか。
- イ、花がさいた。
- ロ、花が咲かない。
さあ、わかるかなあ。わかんねえかなあ。どっちだべえ。
わかる秘訣は助動詞の接続なんだよ。
ポイントは「ぬ」の前にある活用形で決まってしまうんですよ。
この場合は「咲き」となっていますよね。ここがポイントのポイントなんだよおおおお~~~~~~。
連用形になっているよね。連用形に接続する「ぬ」は完了の助動詞の終止形なんだよ。。
わかんないねええ。何言っているだか。
わかない人は下の絵をみてちょうだいな。
① 連用形に接続する「ぬ」
でもねえ、「ぬ」にはもう一つの「ぬ」があるんだよね。
そうそう、打ち消しの助動詞の連体形の「ぬ」があるよね。
言いたいことはねえ。下の絵をみてちょうだい。
② 未然形に接続する「ぬ」
この場合には「咲か」となっていますよね。
ここがポイントなんだよね。未然形になっているよね。
つまり、「ぬ」というのは二つあるんだよ。
① 完了の助動詞の終止形
② 打ち消しの助動詞の連体形
動かしてみよう。○×が出ますよ。ホントだよ。
咲け | 咲け | 咲く | 咲く | 咲き | 咲か |
命 令 | 已 然 | 連 体 | 終 止 | 連 用 | 未 然 |
ね | ぬれ | ぬる | ぬ | に | な |
命令 | 已然 | 連体 | 終止 | 連用 | 未然 |
ざれ | ざれ | ね | ざる | ぬ | ず | ざり | ず | ざら | ず |
命令 | 已然 | 連体 | 終止 | 連用 | 未然 |
さあ、ちょっと仕組みが分かったかなあ。
古文を正確に理解するためには「助動詞の接続」は必須アイテムなんですよ。
さあ、覚えられたかな。二十回歌えば覚えられるよ。
覚えられたかな
覚えた人は次のステップ、「助詞の接続」に進んで見よう。