わかりやすい古典文法2 -助詞の接続
助詞の接続を覚えちゃおう
助動詞の歌は覚えられましたか。ちょっと歌ってみてちょうだい。
パチパチ
①次の質問に答えなさい
- 「花咲かば、」の現代語訳はどちらですか。
- イ、花が咲いたなら、
- ロ、花が咲いたので、
さあ、わかるかなあ。わかんねえかなあ。どっちだべえ。
わかる秘訣は助詞の接続なんだよ。
ポイントは「ば」だよ。
「ば」の前にある言葉で決まってしまうんですよ。
この場合は「咲か」となっていますよね。ここがポイントのポイントなんだよおおおお~~~~~~。
未然形になっているよね。未然形に接続する「ば」は仮定条件をあらわす助詞なんだよ。。
わかんないねええ。何言っているだか。
わかない人は下の絵をみてちょうだいな。
① 未然形に接続する「ば」
でもねえ、「ば」にはもう一つの「ば」があるんだよね。
そうそう、確定条件(ので、から、~すると)の助詞の「ば」があるよね。
言いたいことはねえ。下の絵をみてちょうだい。
② 已然形に接続する「ば」
この場合には「咲け」となっていますよね。ここがポイントなんだよね。已然形になっているよね。
何言ってるのか、分かったかな。
つまり、「ば」はふたつあるんだよ。
①未然形に接続して仮定条件を示す「ば」
②已然形に接続して確定条件を示す「ば」
動かしてみよう。○×が出るよ。ホントだよ。
咲け | 咲け | 咲く | 咲く | 咲き | 咲か |
命 令 | 已 然 | 連 体 | 終 止 | 連 用 | 未 然 |
仮定条件 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ば |
確定条件 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ば |
さあ、ちょっと仕組みが分かったかなあ。
古文を正確に理解するためには「助詞の接続」は必須アイテムなんですよ。
さあ、覚えられたかな。二十回歌えば覚えられるよ。
さあこれで助動詞と助詞のアイテムは準備できた。
秘密の活用表を手に入れて進んでみよう。